キャットフードの添加物-硝酸ナトリウム

硝酸ナトリウムは硝酸のナトリウム塩で、防腐剤や保存料として使われ、カビや細菌などの発育を抑制し、食品の保存性を高めます。
葉菜類の野菜などにも多く含まれる物質です。
豆腐を作る際の豆乳を固める凝固剤として、中華麺の食感や風味を出すためのかんすい、ハムやソーセージの結着剤など、多くの用途に使われています。

キャットフードの添加物としても使われ、発がん性のある有害なものとする方もありますが、通常の使用範囲では、それ自体が有害なものではありません。
摂取後に体内で還元されあ硝酸ナトリウムに変化した場合、メトヘモグロビン血症や発がん性物質ニトロソ化合物の生成に関与する可能性が一部で指摘されているだけです。
しかも、亜硝酸ナトリウムへの変化のメカニズムは複雑で、硝酸ナトリウムのうち、どれほどの量が転換するのかも解明されておらず不確実なものです。
ですから、硝酸ナトリウムと発がんリスクに関連があるという証拠にはなりません。

また、有害性の調査では、3.7g/㎏という高濃度の硝酸ナトリウムをマウスに与えた実験結果があります。
体重50㎏の人にしたら、185gという通常では考えられない多量の摂取です。
この条件下で、染色体細胞に異常はなく、妊娠率の低下はあるも生殖細胞に異常は出ていません。
発がん性についても、さらに追加摂取したところで発がん性物質ニトロソ化合物を形成することもあるということです。
それだけ大量に摂取しなければ、問題がないということです。
身体の小さい猫に与えるキャットフードですから、添加物の有害性は気になるものですが、私たち人間が食べる食品に含まれているものが多くあります。
その関連性からみていくと、それほど有害なものではないこともわかります。
この硝酸ナトリウムも前出の用途以外に、発酵調整剤として、チーズや清酒の製造にも使われています。
日常生活で私たちが口にする多くの食品に使われているのですから、安全性は高いものといえるでしょう。