キャットフードの添加物-没食子酸プロピル

キャットフードに添加されている没食子酸プロピルは、油脂などの酸化を抑制する酸化防止剤です。
人の口にするバターやマーガリンなどの油脂類に使われています。

キャットフードでは、ミートミールやチキンミール、フィッシュミールなどの酸化を防止するために使われています。
強力な抗酸化力があり、フードを長く保存することができます。
没食子酸プロピルの含まれたキャットフードを与え続けると腎臓や肝臓にダメージや発がん性があるといわれていますが、そういった事実はないようです。
毒性検査で数百倍の濃度の没食子酸プロピルをラットに与えた際に、胃や腎臓、十二指腸などの内臓に紅潮や肥厚、筋肉層に肉芽腫性炎症が見られ、さらに高濃度の餌を与えた結果1か月以内に死亡したというものです。
わずか数十グラムのラットに人の摂取許容量の10倍以上の没食子酸プロピルを与えた結果ですから、あまり参考にならないものです。
通常の使用量では、ラットはもちろん、モルモット、犬、豚などに反復投与での毒性や遺伝毒性、がん原性、生殖発生毒性、局所刺激性などは確認されていません。

しかし、安全を確保するために使用基準は設けられています。
人の場合は、厚生労働省の食品添加物使用基準リストによると、使用許容量は油脂0.20g/㎏、バター0.10g/㎏、使用制限はありません。
キャットフードに関しては、EU理事会で定められた基準100ppm以下を採用しているメーカーもあります。
この量は没食子酸プロピルを使用しているフードを一生食べ続けても健康に影響を与えないものです。
没食子酸プロピルなどの食品添加物の使用基準は、一日摂取許容量の範囲内で定められています。
一日摂取許容量は、生涯その物質を毎日摂取し続けたとしても、健康に影響を与えることのないとされる体重1キロ、一日あたりの摂取量のことです。
キャットフードの添加物は気になるものですが、これまで添加物での問題やトラブルも起きていませんので安心して利用できるものといえるでしょう。